ダクト用送風機器 ミニシロッコファンの掃除とお手入れ
店舗用のダクト用送風機器、ミニシロッコファンの取り出し方!
こんな記事ですが読まれる方はおられるのかと思いましたがひょっとしたら役に立つ事があるかと思い書きました。ラッキー!こうやればいいのか!と思ってもらえたらうれしいです。

このシロッコファン↑を掃除します。
このシロッコは対応年数7年位と聞いていますがもうかれこれ20年以上使っています。こまめに手入れすると案外もつものです。
作業に入る前に・・・
電源を切る!これを絶対に忘れないで下さい。
念のためにブレーカーから切って下さい。そうしないとシロッコ掃除作業中に誰かが誤って電源を入れると危険だからです。
自己責任でお願い致します。
必要道具
- 軍手
- ドライバー
- 歯ブラシ
- ハイター(洗剤)
これだけで作業は終了します。作業時間も一時間くらいで特殊な道具も必要ありません。
目次
ダクト用送風機器 ミニシロッコファンのファンを取り出します
ファンの取り外しは至って簡単です。ねじを外せば取り出せます。注意はファンの取り出しの際モーターも同時に取り出すのでかなり重たいです。ここを注意すると後はすいすい進みます。
配線カバーの取り外し

まずは配線カバーを外します。配線カバーは2の矢印がある部分です。
それでは1番のねじを外します。このねじは左右対称となっているので反対側もねじを外してください。
ねじを外したらカバーを手前に引くと簡単に外れます。

配線の位置に注意!(重要)
ここの作業は重要です。
向かって右側は電源から来ている配線です。
左側はシロッコへと流れる配線です。シロッコを取り出すには右側の配線を外さなくてはなりません。
外し方は黒い基盤の上に二つある白い突起を押すと三本とも同時に外せます。
ここで注意!
右側の外した配線の位置関係は外したままの状態を保持してください。
上から赤、白、黒、と 上から緑、白、黒 この順番を絶対に入れ替えたりしないで下さい。
掃除が終わったら元通りに配線する為です。
もし、配線を間違ってしまい電源を入れると最悪、火を噴くことがあるかも知れませんので気をつけて下さい。
初めの状態の配線を携帯で写真を撮ってから線を抜くことをおすすめします。
線を接続後、間違いが無いか携帯の写真で確認ができるからです。まあ、間違うことは無いと思いますが念には念を入れましょう。
次はシロッコファンを取り出します
上の画像の矢印部分のねじを外します。ねじは矢印以外のところにもありますので全部外してください。
この時の要領は最後に外すねじは一番上のねじにする事です。
最後に一番上のねじを外す前にモーターの下の辺りに紙や布切れをぐるぐる巻きにしたようなものを置いてシロッコファンとモーターを支えるようにして最後のねじを外してください。こうすると最後のねじを外した時「ゴトン!!」というような音もなく静かに外せます。ファンとモーターは重いので落としたりしないよう注意して下さい。
シロッコファンとモーターを外したところです

シロッコ、シロッコファン、モーターとかなり汚れています。これが簡単に綺麗になります。
次はシロッコファンとモーターを外します

ファンにドライバーを入れる穴が開いているのでそこからプラスドライバー入れてファンの中心のねじを外します。

モーター軸に付いているねじを外しファンを取り外したところです。ファンは思っていたより汚れていたので一時間くらい洗剤に浸けます。この間にモーターを空拭き仕上で綺麗にします。
ファンを綺麗に洗います

シンク中のファンは洗剤に浸かっています。熱い湯に洗剤を混ぜてそこへファンを沈め、この状態で約一時間程度置きます。
この間にシロッコのダクト内やモーター周りを綺麗に拭き仕上げします。
シロッコのダクト内を拭き仕上げ
この写真はシロッコ側です。写真①、油でよごれた黒い筒状の中がダクトです。②、ペーパータオルかぼろぎれで拭いて綺麗にします。③、ダクト内を掃除した時に使ったペーパータオルです。
ここで ちょっとしたコツをお伝えします。
ダクト内を掃除する時は夏場に行って下さい。夏場は油が溶けているので冬場の半分の時間で綺麗にすることができて楽です。
次はファンの掃除です。
ファンの掃除
上の写真①が掃除前、②が掃除後です。
①の写真は洗剤に浸ける前のものです。このファンを洗剤に浸けると付着した油が浮き上がると言ったらいいでしょうか、油でドロドロになります。写真を忘れましたがファンの羽の内側と外側を一枚一枚歯ブラシでこすると油が取れます。油をとったら普通の台所洗剤を使い、たわしを使って湯で洗い流すと②の写真のように綺麗になります。ファンの真ん中あたりの半円の穴はドライバーを差し込む穴です。汚れはファンの内側に多いのでしっかりと取り去りましょう。すっきりです。ファンが乾燥したら組み立てて終わりです。何年も抜群の引きを保っています。
次は組み立てです。
組み立て
組み立てはファンを洗った迄の工程の逆順に行って下さい。
注意することは
モーターとファンの取り付けの際、モーター軸とねじに向きがあるので注意して下さい。モーターにファンが取り付けられると重いのでシロッコ(ダクト側)に取り付けの際は落とさないように気を付けてください。
組み立ての流れ
- ファンをモーターに取り付ける
- モーターにファンを取り付けたものをシロッコ(ダクト側)へ取り付ける
- ねじでしっかり固定する
- 配線(三相線)を絶対に間違わないように接続する
- 配線接続に間違いないかもう一度確認
- 配線カバーを取り付ける
作業完了です。
さあ、動かしてみましょう、ビュ~~~ンという音ともに以前より引きを感じられると思います。
作業時間は1時間程度です。
必要道具
- プラスドライバー
- 軍手
- 洗剤
- シンクがない場合は バケツがあったほうがいいです。
以上です。
この記事を読まれて実際に作業され動かなくなった、壊れた等の問題が発生しましても当サイト(筆者)は何ら責任は負いません。試される時は必ず自己責任ということでお願い致します。
まとめ
2年に一回の割合でシロッコの掃除をしています。対応年数7年と聞いていましたが今現在も元気に動いています。シロッコをご自分で管理したいと思われる方がおられるかも知れませんので記事にしました。
慣れてくるとこの作業は一時間もかかりませんので興味がありましたら試してみてください。
お役に立てると幸いです。
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